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2002年9月の4件の記事

ガンダーラの仏様 02/09/24

上野でやってた『アフガニスタン悠久の歴史展』、
見損なったかなあと残念がってたんだけど、
なんとか娘の熱も下がったので、おとうちゃんに頼んで、
15日の日曜日にお出かけしてきました。(会期は16日まで)

けっこう涼しかったので、ちょっと着るものに迷い、
結局、去年角川の新年パーティで着た
クリスチャンオジャールの黒の上下を地味目に着たんだけど
(あとで横浜そごうの売り子さんにギャルソンですねと評された)、
街ゆく人もすっかり秋冬モードだったので、安心しました。

というのも、街に出るのは久しぶり。電車なんて何カ月ぶりだろう。
おとものご本は『私のスタイルを探して』by光野桃。
これ、二十代で読みたかったなあ。

上野の公園口をおりて、東京国立博物館の前を通り過ぎる。
ここの常設の古ガラスだけ、時間があったらあとで見に来よう。
ついでに、法隆寺宝物館1階にある
ホテルオークラ ガーデンテラスでお茶したい。

そのまま東京芸術大学へ。
お目当てはここの大学美術館。
いやににぎわっているなあと不安になったら、なんと、芸大祭をやってました。
お目当ての『アフガニスタン悠久の歴史展』は、
なんとかひとにぶつからずにみることができた。
(それでもなんどかぶつかったのは、複雑に入り組んだ順路のせい)

とにかく、美形。
ガンダーラ美術の仏様って、なにかの教科書にのってて、
昔からずっとあこがれておりました。
なんて端正なお顔立ちなんだろう。
ギリシア彫刻が沙羅双樹の花の下で悟りをひらいたら、こんなふうになるんです。
でも美術品であるけれど、もともと仏像ですから、手を合わせてきました。
他にそんなことしてる人は、あまりいなかった。
(というか、誰もいなかった)

仏様に手を合わせるのは、
二十二才の時に比叡山をひとり歩きしてから身に付いた習慣。
信心深いつもりはないんだけどね。
いままでこの仏像に手を合わせた何百、何千という人たちの
仲間に入れてもらった気持ちになる。
自分の手のひらがあったかくて、ほっとしたり。

芸大美術館の二階にもオークラのカフェがあって
(先生たちが使う学食ってとこなのかな)
ワインなんか飲み、家に電話してみると、
「こっちは大丈夫だから、せっかくだし、どこか泊まってゆっくりしてきたら」
これはね、もちろんこんなふうにいってくれる
優しいおとうちゃんが偉いんです。
でも私も偉いのよ。私が常日頃から、
超アウトドア派のおとうちゃんに好き放題にさせてあげているから、
こうした肝心の時に、こういうふうに優しくいってもらえるわけですね。
(特に、去年オレゴンのカヌースクールに
二週間気持ちよく送り出してあげたこと。
あれがまだ効いてるな)

ということで、おとうちゃんに感謝しつつ、
また芸大校内の公衆電話からアグネスホテルアンドアパートメンツに電話。
ラッキーなことに、部屋がとれてしまう。
ふとみると、むこうでは、ガムランの演奏してました。さすが芸大祭。
二十年くらい前にいったバリを思い出す。

せっかく東京に出てきたんだから、あいたいひとはた~くさんいるのだけど、
いくらなんでもこの時間に連絡したら困るだろうなあ
(みんなそれぞれの家庭があるし)
ということで、ひとりでディナー。
一人で飲んでも、その場の雰囲気をゆったり楽しめるようになったのは、
やはり年とったおかげでしょうか。

ちなみに、このホテルはレストランも最高。
食後、美形のウェイターさんと楽しくおしゃべりしてから、
宵闇迫る神楽坂界隈をひとりでお散歩。
ふらっと入った本屋で発売されたばかりの『椿山課長の七日間』( by浅田次郎)をget!
朝日新聞で連載してるときから夢中で、夕刊が来るのが毎日待ち遠しかったやつ!

うきうきしながら部屋に戻り、「お風呂で読書♪」の用意。
これは家ではなかなかできないよ~。
備え付けのバスジェルを垂らしながら、ふと思い出した。
そうそう、このお風呂、ジャグジーがついてるんだった!
さっそくスイッチオン! もちろん目盛りは最大!
とりあえず目を閉じて、しばし天国の気分を味わうハルナ。
いや~この瞬間のために頑張って働いてきたのね~~極楽極楽~。
何分かしたころ、ふといやな予感がして、目を開けた。
なんと、目の前が真っ白で、な~んにもみえない!!え~~っ~??

ということで、若いみなさんには教訓になったかもしれませんが、
「泡風呂」と「ジャグジー」は同時には楽しめません。
どれだけお好きでも、やるならどっちか一方です。でないと、洗面室の中で泡に埋没し、
右も左も、ジャグジーを止めるスイッチがどこだかもわからなくなります。
え?泡なんてシャワーをかければ消える?
いえいえ、シャワーブースが別についているリッチなお風呂には、
シャワーなんかない。シャワーをかけて泡を消すこともできません。
洗面器があれば泡をすくいだすこともできるかも…(あるはずないだろ~)。
それにしても、バスジェルの泡って、なんて丈夫なんだろう。
なかなか消えない。こんどこれで子供とシャボン玉をしてやろうと、
しっかりバスジェルをお持ち帰りするハルナだった。

いいのよ。本はお部屋で読めば。
気を取り直してオットマン付きのチェアで本を読む。バスローブも上等。
それにお部屋には、いろんなティーバッグやコーヒーセットがそろっていて、とってもよかった。
でも一番気に入ったのは、ラッセル・ホブスの電気ケトル! 
惚れた。これ、ネットで探して買おうっと。

結局その夜のうちに、一冊読破してしまう。
ラスト、文章までしっかり覚えていたのに、また泣かされてしまった。感動。
他の浅田次郎の本も読んでみようかと思う。
朝食も最高。目の前でしぼったオレンジジュース、
焼きたてのチーズオムレツ、etc.etc…

こりずにもういちどジャクジーしてからチェックアウト。
勝手知ったる横浜まで戻って、そごうの「セシオセラ」で、
何年も大切に着たいと思うような秋物のシルクのセーターを購入。
初対面の売り子さんと仲良くなった。

それにしても、ちょっと前までは地下街のポルタで服を買っていたのに、
最近はそごう、それも、三階じゃなくて、四階で服を探す方が早くなった。
値段も高くなったが、着てみたいと思う服は増えた。
年をとるのも悪くないかな、と、ふとまた思ったりする。

広大な地下ケーキ売場で考えに考えたあげく、
「アンテノール」で高級ケーキを買って帰ったのに、
子供たちにはコージーコーナーの
ボリュームのあるケーキの方がよかったみたいで…とほほだよ!

ということで、ハルナのお出かけ日記でした。
次のお出かけ日記?…来年のうちには、なんとか、ね。(笑

幻のジュリアーノ  02/09/13

夢をみた。
自分は飛んでいた。鳥、というよりは、蝶みたいにふわふわ。
すると前方に、リフィアがいた。
なんと大きな帆船の舳先に、ラナちゃんみたいに縛られてる。
けなげにも「大丈夫」だといってる。が、腹をたてる自分。
ん? 

つまり、自分はジュリオなのだ。
(飛んでることに納得する。と同時に、かなりまずいと思う。
だってジュリオほど無軌道なキャラはいない。
こいつにだけはなりたくない)
「ほんとに大丈夫?」 とか心配しながら、
とにかくどこかに着地しようと焦ってると、
甲板の後ろの方から、ダイス船長…じゃなくって、
ミケルがかけて来る! 
でも、全然安心できない!

案の定、リフィアの縄にとりついたミケルは、
おばかなことにどんどんほどいてしまうから、リフィアはまっさかさまに落ちてしまい、
縄一本でぶら~んとぶら下がった。
が、その縄はリフィアの首にぐるぐる巻き付いている。
わ~ん死んでしまった~と嘆きながら
自分(ジュリオ)はリフィアを抱きしめた。
すると、なんとか息はある。
自分(ジュリオ)はリフィアをかたく抱きしめた。
もうぜったいミケルなんかにリフィアをまかせられないっ!

…と、いまさらこんな夢をみなくたって、わかってるんだ。
あのあと(『聖女殉教』のあと)、リフィアとミケル、
うまくいってないんだろうなあ…。

『マゼンタ』を書いたあと、ルネサンスの時代を書きたいと思いたち、
かたっぱしから資料をあたりはじめた。
資料をあたるときハルナは、基本的に、
日本人の書いた本はさけるようにしている。
特に小説は、ほぼ読まない。引きずられるから。
だから資料はほとんど翻訳物の、時代解説本。
だが、これがあとで、思わぬ悲運を招く原因になる。

で、この時代、一番おもしろいと思った人物は、まちがいなく
ロレンツォ豪華王!このひと一押し!

…なんだけど、
ロレンツォはどうみても少女小説で主役をはれるキャラではない。
ということで、ロレンツォ豪華王の弟の、麗しのジュリアーノと、
ロレンツォ豪華王が育てた 芸術家ミケランジェロが、最終選考に残った。

一番いいのは、この二人を友達かなんかにすること。
でも、年代的に無理。
(ジュリアーノが殺されるのは、ミケルがほんの子供の時)

いろいろ調べるうち、次第に麗しのジュリアーノに軍配が上がりはじめ、
レオナルド・ダ・ヴィンチなんかもからめそうに思えてきた。
となれば、さよならミケランジェロこんにちわジュリアーノ。
一癖もふた癖もある素敵な兄さんロレンツォがいて、
ルネサンスがいちばん華やかだった時代、主人公は伝説的に麗しいし、
舞台は花の十五世紀のフィレンツェ! 
これが楽しい話にならないはずがない~。わくわくどきどき~・

そんなさなか、検索エンジンはヒットしたのだった。
ジュリアーノのことを書いた日本の小説に。その名も
『逆光のメディチ』by藤本ひとみ大先生。
私は、私の中のジュリアーノとレオナルドに、別れを告げた。

しかし、この時点ですでに資料調べに三ヶ月費やしていた。
いまさら他の時代には行けない。
ジュリアーノが暗殺されたあとに生まれた男子ジュリオが、
ミケランジェロといっしょにメディチ宮で育っている。
ん? これでいける??

でも、『マゼンタ』直後に私が想定していたミケランジェロの話とは、
彼がもう二十代で、伝説通りのどうしようもない同性愛好者で、
それより以前に芸術バカで、
ダヴィデ像の製作にさんざん悩んでいて、居候のなぞの少女がいて、
そこにちゃっかり型天才美少年ラファエロがおしかけてきて、
さらに、死んだとされた悪坊主(あいつ名前なんていったっけ)
が実は生きていて陰謀が…などというもの。

つまり、少女小説型の恋をするのは、ミケランジェロじゃないはずだった。
いくら十代に設定するとはいえ、かの天才芸術家ミケランジェロに、
少女小説型の恋なんかできるのか~?

というわけで、リフィアとミケルの仲が心配なんです。(いまだに)

夢の続き。
リフィアをなんとか助けた自分(ジュリオ)は、
ぐったりするリフィアを抱きしめてやった。
けっしてどこかの妖しい髪型をしたお兄ちゃんみたいでなく、
純粋に双子の妹が心配だったんです。
かわいそうに。なんであんなミケルとくっついてしまったんだろう。
幸せになれるはずがない。みんな作者のせいだ。
ミケランジェロなんてしょせん芸術バカ。
芸術と結婚するしかないのに…。
でも、抱いたリフィアが、なんだかとっても重い。
あれ? と~っても重い。
少女小説の主役の少女が、こんなに体重があっていいんだろうか? 
う、おしつぶされて、息ができない…。
リフィア、おまえどうしたんだ。重すぎ…重い…お・も・い…。

目覚めた私(はるな)の胸にどーんとのっかっていたもの。
それは、末っ子の可愛い右足でした。
(おかげさまでおととい三歳になりました~♪ 
…って喜びをわかちあってる場合か? いったいどういう寝相だ~)

夢。
ハルナはしょっちゅう夢を見る。かなり生々しい夢。
精神的に病んでいるひとは、生々しい夢をよくみるっていうけれど、
生々しい夢をみて、
すかさず起きあがりネタにしようとメモをとるハルナは、
まだ大丈夫?そろそろあぶない?
それともすでに、そうとうあぶない?(笑)

結局、紙一重なのかもしれないね。
ハルナが足を大地につけていられるのは、
この寝相の悪い子らがいるおかげ。
(でもこの子らのせいで、書く時間が思うようにとれないのも、
確かなわけで…(笑)

キャラの名前、本のタイトル 02/09/07

書いていて、名前や単語が、出てこないとき。
とりあえずすっ飛ばして、とにかく先へと進む。
空白ますをいくつかあけたままにしておく。

後日書くとき、
まず、前回書いた分を読み直し、
勢いつけてから(助走だね)、書きはじめる。
そのとき(つまり数日後)ぽろっと単語が出てくることが多い。

キャラの名前をつけるのはむずかしい。
編集さんは、w杯やオリンピックの選手名簿で見つけると早いといってますが、
それでもだめな場合。

仕方ないので、ここでハルナの最終手段、奥義を気前よく伝授しましょう。
これぞ天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)。メモの用意を。
まず、指を一本立てる。
(どの指でもかまわないが、
利き手でない方の手の指のほうが好ましい)。
目をつぶり(薄目はだめよ)キャラの姿を頭に思い浮かべながら、
その指を、おもむろに五十音表の上におろして、
さした文字を好きなだけひろい、点を付けたり丸をつけたり、
のばしたりつまらせたりして、名前らしく整える。
だれの名前とはいわないが、この最終手段でつけた名前は、けっこう多い。
(ワコ爺ごめん)

かくいうつい昨日も、「クィンの情けないお兄さん」の名前に困り、
トイレに走ったハルナだった。
え? どうしてトイレかって? 
だってほら、五十音表って必ずトイレに貼ってあるじゃない。
え?お宅のトイレには五十音表がない? 
あれ~おかしいなあ。どうしてだろう~?
(トイレの五十音表がごく日常的な風景になっている子育て歴15年四児の母だった)
ちなみにうちのはアンパンマンの五十音表です。

本の題名は、もっと重要。

『マリア ブランデンブルクの真珠』…応募原稿を郵便ポストに入れる三十分前、
題名に困っていたら 「天からぽろりとハルナの頭の中に降ってきた」

『王女リーズ テューダー朝の青い瞳』… 
ほぼ「天からぽろり」。ただ編集さんが頭に「王女」をつけてくれた。正解でした。

『ブロア物語 黄金(こがね)の海の守護天使』…「天ぽろ」

『テュロスの聖母』…「テュロスのなんとか」なんだけど、
どうしても降ってくる単語がなく、編集さんとさんざん相談して決めた。

『ミエザの深き眠り』…「天ぽろ」それもごく前半ですんなり。
自分でつけた中では一番気に入っている。

『碧きエーゲの恩寵』…「青きエーゲのなんとか」って私がいったのを、
編集さんが麗しくアレンジしてくれた。

『光と影のトラキア』…ぎりぎりになって「天ぽろ」

『煌(きら)めくヘルメスの下(もと)に』…もっとも苦しんだ題。
これに決まったいきさつはかっこわるすぎて書けない。
それにこの巻は書き終わってからのダメージがあんまり大きくて、
そのあと題をつけるのが本当に苦しかった。(自業自得)

『カルタゴの儚(はかな)き花嫁』…最後まで天から降ってくるものがなく、
完全にお手上げ。編集さんに頼んでつけてもらった。
なんて麗しい!花嫁ときたか~。(この巻のラストもダメージが大きかった)

『フェニキア紫の伝説』…ごく早い段階で「天ぽろ」

『マゼンタ色の黄昏』…マゼンタ色の黄昏なんかないよといわれつつ
「天ぽろ」(あるんだってば)

『薫風のフィレンツェ』…マゼンタのあとがきに書いた予告から
編集さんがつけてくれた。略して「薫フィレ」。なんかおいしそう。イタリア系だから?

『禁断のインノチェンティ』…「天ぽろ」

『聖女殉教』…「天ぽろ」必ずカタカナをいれるという慣例をやぶったが、
なにしろ「天ぽろ」だったのでしょうがない。神様のいうとおり。

『黒き樹海のメロヴェ』…ほぼ「天ぽろ」

『花降る千年王国』…これに決まったいきさつは、書けない。
(どうしても知りたい人は角川の編集さんにきいてくれ~)
でも、いいでしょう?

番外『銀の声をきく少女 Dolphin Moon』…苦労したよね○○さん。

まあ、こんなもんです(笑)。
みなさまご協力ほんとうにありがとうございました。
こんな作家で恐縮ですが、これからもなにとぞよろしく…。(ハルナ拝)

バーティカルなスケジュール帳  02/09/04

私の机の上には、
いつもツインリングノート(B5)が開かれてる。

①新しいページを、新聞のテレビ欄みたいに、縦に五分割。
②横に、時間軸を書きこむ。一行が三十分、二行で一時間。

スタートは、朝十時。夕方五時まで。
そしてふたたび夜十時から、朝の六時まで。
この他の時間(つまり夕方五時から夜十時までと、
朝の六時から朝の十時まで)の九時間は、
絶対に家事育児をしなければならない時間なので、
もともとカットしてる。

ということで、もともと一日に仕事ができる絶対時間は、
残り15時間。
(ここに睡眠時間も入っているのが切ない)

だいたい一時間で一ページ書くのが目標。
(一ページは文庫本と同じ文書スタイル。
40文字かける17行)
原稿を書いてて、新しいページに入ると、
ノートのその時間軸のところに、ページ数を書き入れる。

だからこのツインリングノートは、予定表ではない。
これは私のタイムカードみたいなもんです。
このくらい働いたということが、自分ではっきりわかるわけ。
どのくらい働かなかったということも、一目瞭然。
何時間寝たかもわかる。

なぜならこの仕事は、
同僚やアシスタントがそばでいっしょにいるわけではないので、
さぼっていても、とりあえずだれにも叱られない。
自分で叱るしかない。
叱りつける証拠として、こんなノートをつけてる。
私みたいに意志が弱い人間が、
やらなければならない雑多な家事に必死で目をつぶりながら、
在宅フリーで日々きちんと働くためには、
こんなノートが必要なんです。

でも、これ、けっこうおもしろいよ。
一日何ページ書いたとか、
去年の今頃は、この作品のこのページあたりを書いていたということが、
とってもはっきりわかる。
(たとえば去年の今日のこの時間は『ドルムー』の
第八話「骨」の四ページ目を書いてた。
ああ陽兄ちゃんが懐かしい…)

ということで、このノートによると、
この八月、ハルナは147ページ書きました。
それもラストの六日で65ページ。
これは、はっきりいって自己ベストです。
読者のみんなが手紙やメールで
かわるがわる励まし続けてくれたおかげです。
本当にありがとう!
おかげでなんとかまにあったよ。
ビーンズ文庫のOチーフとの約束が果たせました。よかった~。
あの約束は(このノートによれば)去年の九月十九日。横浜でだったなあ。
中華おいしかったよなあ。

このノートには仕事の他にもそうしたいろ~んなことが書き込まれていて、
たとえば仕事中かかってきた野球部の連絡網のメモとか、
ラジオ深夜便でぐっと印象に残ったことばとか、
あと、晩ご飯のメニューの予定と現実が並んでいて、
子供たちにもっと野菜を食べさせなければという
プレッシャーをぐいぐいかけてくれる
絶妙の仕掛けになっている。

というわけで、なんということのない一冊のノートですが、
榛名にとっては、なくてはならないものであります。

…などと書きつつ、ゲラが宅急便で届くのを待っています。
着いたら速攻で目を通して、
編集さんに連絡をとる手はずになってる。
「ほとんど直しはないはず」
な~んてかっこいいことを昨日電話でいってしまったんだけど、
内心ちょっと心配。
ほんとは、書いてるものを時々プリントアウトして、
紙の上にのせて読んでみないといけないんだけど、
今回時間がなくて、それがぜんぜんできなかった。
画面の上と紙の上って、同じ文でも、微妙に読んだ感じが違うんだよな~。
どきどきしながら待ってます。
あ~はやくおいでリンゼや~。

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