防災頭巾 03/06/01
私は、生まれてからほとんど神奈川県民で、
「いつか必ず大きな地震がくるから」と
先生や親からいいきかされながら育ってきた。
つまり、ちょっと大きな地震がくるたびに
「ついにきたか?」とびびりながら、
この歳になるまで過ごしてきたわけです。
相模湾沖もこわいし東海地震もこわいし…
それに平塚は、伊豆方面で何かあっても揺れる。
十数年前に大島が噴火したときは、
夜になると高台からきれいに(?)赤い火柱が見えたそうだし、
強い南風が吹くと三宅島の硫黄のにおいがしたり。
「なんという危険地帯に住んでいるんだ~」と、
アメリカの友人に絶句されましたが、
たしかに、あらためて考えて見ればそうかもなあ(笑)。
先日、関西から友人が
子連れで神奈川県に引っ越してくることになった。
「ねえ、防災ずきんを小学校にもってこいって先生にいわれてん。
いったいどうやってつくるん?」
ときかれてびっくり。
「親がつくらなくったって、
そんなの街のどこにでも売ってらあ」
といったら、えらくびっくりされてしまった。
子供が小学校のいすに
「防災頭巾にもなる座布団」をおいてるのって、
日本全国当たり前じゃなかったんだねえ。
でもどっちにしろ、
あんなものを子供たちが実際に使うことにならないよう、祈るばかり。
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