庭の身分制度について 04/03/24
まだむこぼれだねの庭には、
動かしがたい、厳しい身分制度があります。
すべての草花木に、身分が与えられています。
花やさんで買ってきた花鉢は、どんなに美しくても、ただの平民。
種としてこの庭にやってきたものが、花を咲かせれば、
かなり高い身分を得ることができます。
さし枝がしっかりと根付いたものも、かなり位が高い。
どんなものも、
冬を二回、三回と越すごとに、
自動的に身分が上がります。
しかし、
冬を越せない一年草にも、
高い身分を勝ち取るチャンスがあります。
こぼれ落ちた一粒の種として、冬をこし、
桜散らしの雨に打たれて、目をさまし、
芽生えて育ち、凛とした花を咲かせた花、
そんな、「こぼれ種から咲いた花」にこそ、
もっとも高い身分が与えられるでしょう。
というわけで、
「こぼれ種」をこよなく愛する
まだむこぼれだねの庭へようこそ。
ゆるりとくつろいでいただければ、幸いです。
2004年3月24日 hp開設のあいさつにかえて
まだむこぼれだね 拝
« 冬の花火 04/03/22 | トップページ | 戒(いまし)めの クリスマスローズ 04/03/26 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント