台風で避難 04/10/12
ものすごかったです。台風22号。
市役所の防災課が避難するよういってきたのが、金曜日。
我が家は、南向きの、なだらかな斜面の中程に建っている。
三段上と、四段上で造成工事(九軒建つそうだ)を、
先月末から、派手にやっていた。
大型ショベルカーでがりがり掘り起こしたところに、先週からの長雨。
掘り起こした土砂が、二軒上のげんき君のおうちに崩れてきた上に、
あろうことか、
五軒上のTさんのお宅が、
造成中の空き地をそのままずるずるすべりおちてくる恐れがでてきたところに、
「最強」の台風22号が、直撃。
なにを持って避難するか。
かわいいちび芽をだしたばかりのヴィオラたちのことを必死に忘れるようにしながら、
17年間子どもたちを撮りためた8ミリビデオテープと、
四冊の母子手帳だけ持ち出した。
次男は新人戦が近いので、ユニフォームとグローブ。
そして、台風がきた。
あんな暴風は、生まれて始めて!
台風が去って、家があるのをみて、まず一安心。
でも、庭をみて呆然。
シンボルツリーだったローリエが、根っこから持ち上げられて倒れている。
根元に植わっていたクリスマスローズやシランも地面から浮いている。
台風の中心が、ほんのわずか南を通ったから、北から風が吹き下ろしたのだ。
でも、風が吹いたのは、ほんの一時間ほどだったのに。
気をとりなおして、とりあえず、4、5メートルあったローリエを、半分弱に切りつめる。
被害がどんなものかと、みんな外をうろうろしているので、
どんどん葉っぱを持っていってもらう。
それでも大きなゴミ袋が8袋、ローリエの枝や葉っぱで一杯に。
太い幹は、お向かいの農家で燃やしてもらう。
お向かいも、裏の斜面が崩れているそうで、人を頼んだそうだ。大変だ。
ぶっとんでしまい、ないものと覚悟していたセルトレイのちび芽たちは、
なんとか無事。ほっ。
でもサフィニアは、ない。トレニア、サルビアは、どこまで立ち直れるだろう。
倒れながらも、ローリエの木が、
他の花たちを風から守ってくれたのが、よくわかる。
ローリエがなかったら、もっとひどいことになっていた。
庭は、すっかりさっぱりしてしまった。
緊張感が一気にゆるみ、みんな饒舌。急にご近所と仲良くなる。
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