『はじめの一歩』 05/02/22
一冊の本を紹介させてください。
『はじめの一歩』 花園 好季 著 新風舎
「私は今、夢の種をパラパラと蒔いているところ」
両方の手のひらの上にのってしまうほど、小さな本です。
優しいタッチのイラストは、色鉛筆なのかな。
仕事に追われる空虚感の中でも、見失うことのなかった「そのうちやるさ」だったけど、
いろいろなことがおこって、焦ったり、挫折したり、不安に思ったり…。
しかし、時間の経過とともに、
「痛くて痛くて苦しい心」が、
徐々にほどけてくるようすが、繊細なことばでつづられています。
けして、玄人っぽい文ではありません。、
声高に、元気づけてくれるわけでもないけれど、
ぱらぱらっとめくって、偶然目にとまったページに、
共感したり、応援したり、勇気をわけてもらったり…。
読み終わって、肩の力が抜けている自分がいました。
いい本です。
書いたのは、沖縄在住の、私の友人の妹さんです。
ほんとうにいろいろ大変なことがあって、
それをなんとか乗り越えての、執筆でした。
この人の、南の風にふかれるような、豊かな沖縄話を、読んでみたいなあ。
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