花を買うということ 05/06/01
「湘南最大!」というふれこみのホームセンターに行く。
見渡す限り、花ポット、花ポット、花ポット。
でも、なんとな~く気分がのらなくて、
肥料などだけ買って、レジに並ぶ。
すると、前にいたおじさんが、突然レジのお姉さんに文句をいいはじめた。
「あんたの指が当たって今折れたんだよ」
みると、
盆栽仕立ての多肉植物の枝が一本、ぽきり。
しかしレジのお姉さんは、まったくあわてず、
マニュアル通りに、苦情に対応。
「まことに申し訳ありません、いますぐ交換させていただきます」
お客のおじさんは、不満そうだし、くやしそう。
みていた私も、その気持はわかるような気がした。
たとえばこれが卵パックだったら、「交換」でOKでしょう。
でも、
たくさん並んだポット苗の中から、この一鉢を、選びだしたのです。
同じ物はないはずなのに、
レジのお姉さんが走ってとってくる鉢と、交換してすむかなあ。
でも、ここでは苗は、単なる「商品」のひとつだからね、しょうがない。
…DOITのコーナーにいた主人のところに戻り、
アヴァンギャルドマーケットのルナカフェに行って、テラス席でランチを食べ、
ちょっとぶらぶらして、レピドー松風町店のパンを買って帰る途中、
一軒の、とても小さな花やさんの前を通りかかる。
あれ? こんなところに花やさんあったっけ?
とにかく、せまい。
だから当然、花の種類も少ない。
でも、店頭をながめて、なんだかうれしくなってくる。
お花たちがきれいなのはもちろん、全体のようすが、とっても元気♪
丁寧に手入れされているのが、よくわかる。
すぐに、なんとも気になる花鉢をみつけてしまう。
お姉さんがいたので、名前と値段をきくと、
ほんとうに丁寧にあれこれ教えてくれた。
「ここらへんだと、冬でも軒下で大丈夫ですよ」とのことで、
思わずお買いあげ~♪
お姉さんは、持ち帰る方法を、しきりに気にしてくれた。
「花が外に飛び出してるんですが、大丈夫でしょうか」
大丈夫よ、抱いてくから、と私が笑うと、
ちょっと名残惜しそうに、大事に手渡してくれた。
ああ、このひとは、間違いなくお花が好き。花仕事が好き。
彼女にとって、お花は、単なる「商品」ではないのだろう。
お花を売る行為は、時には痛いのかもしれない。
大事に育てるからね。
でもって、絶対またくるから。
どうか、この小さなお店がつぶれないでほしい…と、心から思った。
とびだして咲くんです。デュランタ タカラヅカ。
ようこそ私の庭へ。どうぞ良き住人になってください。
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コメント
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すももさんこんにちわ♪
デュランタ、前から気になっていたのですが、見た目よりも丈夫らしいですね。
わからないことがあったらぜひよろしく!
ホームセンターが近所にた~くさんあるので、
お花やさんって、あまり行ったことなかったんですよ。
早くまた行きたくてわくわくしてます♪
でもいくたび何か買ってしまいそう。また置く場所に困るなあ(笑)
投稿: まだむ | 2005.06.02 12:34
こんばんは☆
もうデュランタの季節がやってきたのですね。
家にも小さな鉢から育てて今年で三年目になる鉢があります。紫の小さな花が愛くるしいほど咲いて好きな花です。
多肉植物のおじさん、たくさんある鉢の中からあれこれ眺めて時間をかけて一つを選び出したのでしょう。私も同じ境遇になったら同じように文句を言うと思います(^^;
乱暴にしたわけではなくても他人から見たらそう見えてしまう行為がおじさんの心を傷つけてしまったんだと思います。
折れた多肉植物の枝、痛かったでしょう。
初めて入る園芸店さん、どんなお店なのかわくわくしますね。花好きな店員さんのいるお店、御ひいきになりそうですね(^^)
投稿: すもも | 2005.06.02 04:11