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w杯における五歳児受難史 05/06/09

我が家の五歳児は、サッカーの試合にぜんぜん興味を示さない。
試合に熱中している両親に対し、いろんなことをいいだす。

たとえば、
「なんかおって」 (と、いきなり折り紙をつきだす)
「(冷蔵庫に入っている) めろんたべたいなあ~たべたいなあ~
(と、エンドレスでくりかえす)」
「(裏番組の) きょうの ためしてがってんの てーまは、
まぐろなんだけどなあ~
(彼は大のマグロ好き)」

前半ならば、
主人と交代で、そこそこ相手をしてやる余裕がある。
が、
0対0で迎えた後半になると、そんなことはやっていられない。

両親が、サッカーの試合に熱中し、
自分のいうことや、することに、もはやうんともすんとも反応しなくなってくると、
五歳児は、きっと不安になるのだろう、
必ず、母親の膝の上に、そおっとのってくる。
(眠いこともあって、けっこう静かにしていてくれる)

と、突然そこに、
絶好のコ~ナ~キ~~ック!
敵のゴール前を、てんてんところがるボ~ル!
なんたるチャ~ンス!
だが、押し込む味方が、だれもいな~~い!きゃ~~~っ!

瞬時に高まった興奮が、一気にくやしさにかわり、
なにかに発散せずにはいられなくなったとき、
あなたは、目の前のテーブルをたたいたり、
もしくは、自分の膝をたたいたりしないだろうか。
くそっ!

そこに、幼児がいるといないにかかわらず。

さらに応援がヒートアップしてくると、やはり鳴り物が必要!
ニッポンチャチャチャ!ニッポンチャチャチャ!
とりあえず、手近なものをたたく。
たとえば、五歳児のかわいいおしりとか、ふとももとか。

膝の上の五歳児は、しだいにこの虐待に耐えられなくなり、
和室の隅にそっと逃れ、
そのままひとり、しずかに眠りにつくのでした…(合掌)

<結論>
それがw杯観戦時における、五歳児の受ける災いのすべてである。

「…ってことはさ、いちばん被害受けたの、おれだね」
と、長男。
(『ドーハの悲劇 93年10月』の時、5歳

「え~そうかなあ。本選にでれなかったわけだから、
それだけ試合数が少なかったわけだし…」

「…違うよ、いちばん被害受けたの、おれだよ!おれ!」
と、次男(『ジョホールバルの奇跡 97年11月』の時、5歳

「そうかもしれないねえ(しみじみ)」

「…あたしのときは?」
と、長女(『w杯日韓共同開催 02年』の時、5歳

「予選はなかったけど、毎試合すっごく興奮したよね~うんうん」

それぞれ、痛い思い出をもっている。

彼ら三人に比べたら、
三男坊(現在5歳)が今年受けた試練など、たかがしれている。
つまり、
サッカー日本代表が、それだけ強くなったってことだね!
いいぞー日本!
ニッポンチャチャチャ♪ニッポンチャチャチャ♪ドイツへgo!

(懲りない母親の懺悔……になってないよぜんぜん)

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コメント

misaoさま♪
そうなんです~、私にとって出産とは、
オリンピックと同じ周期の一大イベント…
なんのこっちゃ(笑)

断じて、計画的なものではありません。
どうやら、一番下が3歳くらいに育ち、
新生児のあのふにゃふにゃした抱き心地が
恋しくなる頃、
油断が出るんだと思われ…(恥)

そうそう、夕食がねっ♪
「セルフ」になったりします(笑)

まずは『おめでとう、日本代表!!そしてありがとう、日本代表!!』と言いたいですね。

そしてそして今日のブログに笑ってしまいました。4人とも5歳の時にワールドカップがめぐってくるなんて・・・
ほぼ4歳ずつ離れているという事ですね?

私は息子二人(長男は中・高サッカー部でした)と客観的に試合を分析しながら、比較的冷静に見ています。(それというのも主人がサッカーにほとんど興味のない人なので・・・)
なので子供が受難という事はありませんでしたね。
うちの場合、ワールドカップ中は夕食がかなり手抜きだったため、家族全員が受難だったのかも・・・?

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