風 05/06/30
けさ、ブログをあけたら、風が吹いた。
大学時代の友だちが、コメントを書いてくれていたのだ。
なんてひさしぶり!
リンクされた彼女のブログに、すぐに飛んでいった。
大学には、優秀なひとがたくさんいたけれど、
彼女は、その中でもずばぬけていた。
そのうえ、いつも話題が楽しくて、博識で、かわいくて、やさしくて、
気配り上手な女の子だから、
当然、友人をた~くさん持っていて、まぶしいようだった。
私は、そんな彼女に、すごくあこがれていた。
最初、多少やっかんだ時期もあったが、
彼女があまりにすばらしい存在だったので、かなうはずもなくて、
そのことが悔しくないのが、すがすがしいほどだった。
彼女は、出版関係の仕事をめざしていた。
どんな仕事であれ、
才能あふれる彼女が、社会に出てから、大活躍、大成功することは、
間違いないと思われた。
けさ、彼女のブログを読んだ。
あいかわらず文章がうまい。
二十年ちかくたっているというのに、ちっともかわっていない。
いかにも彼女らしい、人を引きつける、楽しい、肩の力が抜けるブログ。
彼女の娘さんは難病で、彼女はいま、ほとんど家で看病しているという。
楽しく明るいブログを読みかえしながら、
私は、ぽろぽろ涙を流した。
私もここ数年、いろいろつらくて、
結局、仕事を、お休みしてしまった。
でも、がんばっているのは、自分一人じゃない。
泣きながら、六ヶ月分のブログを一気に読んだ。
ガーデニング初心者が、幻のブルーポピーからスタートするんじゃないよ。
私も「新選組!」が終わった次の日曜が、すごくつらかったよ。
山本耕史にどっぷりはまったよ。
ジョニー・デップ、最高!
というわけで、
出会って二十年以上たちますが、
あいかわらず私は、彼女という女性にあこがれ続けています。
彼女にあいたいなあ。
彼女の大事なふうちゃんにあいたいなあ。
(で、微力ではありますが、
芽のでないブルーポピーの鉢に、かつをいれてこようか)