「落とし前」をつける 06/02/26
「落とし前」ということばに、今日、二度であう。
最初は、柳先生を追悼して取り寄せた「趣味の園芸一月号」。
日本人初の宇宙飛行士だった、秋山豊寛さんのことば。
…この宇宙へ行った経験を伝えなければ、意味がない、
僕には、「責任」ということばよりは「落とし前」という言い方の方がぴったり来る。
この「落とし前」を、どうつければいいのか、
宇宙船を下りたあとも、考えざるを得なかった…
秋山さんはいま、「農」のある暮らし(半自給自足)をしている。
この記事、すごく読みごたえがあった。
そして夜のNHKスペシャル。
矢沢永吉さんと、彼のファンで40代くらいの人たちのいろいろな人生が入り交じる。
「うたれ弱い自分」について話しているうち、
「落とし前」をつける…ということばがでてきた。
(ちょっとばたばたしながらみていて前後の記憶があやふや。再放送は録画しよう)
もともと、てき屋などの隠語らしくて、いいイメージがなかったが、
自分のとったある行動に対し、自分で「落とし前」をつけようとするのは、
強い責任感が感じられる。
なかなかいさぎよいことばだと思った。
辞書であらためて調べると、
「失敗や無礼の後始末をすること」とある。
日本語って豊かだ。お~と思う使い方が、まだまだたくさんあるなあ。
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