訃報 柳宗民先生 06/02/22
柳 宗民先生が亡くなられた。
前にも書いたが、私は先生が大好きだ。告白すると、父親のように思っている。
庭の楽しさを私に教えてくれたのは、柳先生だ。
そういえば、『趣味の園芸』の一月号で、先生が、
日本の風土に合う花や木を、あらためて紹介していた。
(「魅力再発見 柳宗民のこの花この木」)
買いたかったのに、この号、とうとう手に入らなかったのだ。
今朝はなにも手につかないが、あわててバックナンバーをオンラインで注文する。
庭に出たら、
先生があちらにもこちらにもいるような気がして、ちょっとほっとした。
一年中で、一番花の少ない季節だが、
真っ白なクリスマスローズが、美しく咲き始めている。
先生、これがうちのクリローです。
こぼれ種のちび芽もあるの。みえます?
もっともっとたくさんのことを教えていただきたかった。
こんなにもせまくて未熟な庭ですが、
どうぞ天から見守っていてください。
先生は私に、他には代え難い楽しみを教えて下さいました。
ほんとうにほんとうにありがとうございました。合掌。
« 堀井学さん 06/02/19 | トップページ | cool beauty 06/02/24 »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
shiroさま…三人兄弟で、たしかもうひとりいらっしゃるお兄さまも、そしてご両親も、それぞれ違う分野ですごいお方なのだそうです。おなじ分野でならわかるけれど、すごいですよね。でも、ちっともすごそうじゃなかったところが、これまたすごい。
うさぎさま…私もかなり自己流です。ただ、本当になにも知らなかったので、いちばん基本のところは「趣味の園芸」で勉強したから、柳先生には本当にお世話になって…うるうる。
こちらは暖かくなって、またあっちこっちからこぼれ種のちび芽が出てきました。お互い楽しくやりましょうね。
kyara-mamaさま…79歳だったとのこと、ちょっと驚きました。もっとお若いと思っていたから…ほんと、少年のような方だったの。
今朝の趣味の園芸Q&Aで訃報を伝えていました。私、NHKにメール出してたら、柳生さんが番組で読んで下さって、告別式に参加できたような気持ちになれました。あ~、元気出さなきゃね♪
投稿: まだむ | 2006.02.24 16:55
柳先生のお名前は以前からあちこちの園芸書で拝見しておりました。
本当に色々学ばせていただいたように思います。
今回新聞で知ったのですが、大正時代、アールヌーボーなどの西洋芸術の紹介に尽力された、民藝運動の父柳宗悦氏の息子さんだったのですね。宗理氏と、もうお一方、有名な息子さんがいらっしゃるそうです。
79歳?・・・でしたか、もう少し、お元気でいて欲しかったです。
投稿: kyara-mama | 2006.02.23 19:53
はじめまして、まだむこぼれだねさん。
チョコミントさんのblogから飛んできました。
こぼれだねをこよなく愛する、、、実は私もそうなんですよ。
色々な花を種蒔きから育てていますが、零れだねには尚一層の愛しさを感じています。
「今年もまた会えたね!ありがとう」ってつぶやいています。(笑)
まだむさんの零れ種の様子も見せて頂きました。
どのこもほんま可愛いですね。
これからも見せて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。
父親と慕っておられた柳先生の悲しいお知らせにはお力落としの事とお察しします。 残念ですね。
実は私は柳先生の事は全く知らないのです。ごめんなさい。
なんせ、自我流で花を育てているものですから。(^~^;)ゞ
でもこれを機会に柳先生の事を知りたくなりました。
投稿: うさぎ | 2006.02.23 17:01
私も新聞で、柳先生の訃報を知りました。
“趣味の園芸”で時折見かけた、あの優しげな笑顔を思い出して、寂しく思っていたところです。
新聞の訃報で初めて知った事なのですが、柳先生のお兄さんは、デザイナーの柳宗理氏だったんですね。日本の工業デザイナーの草分けとして、尊敬している人です。
日本一のデザイナーと、日本一の園芸家。すごい兄弟だったんですね。
投稿: shiro | 2006.02.22 22:11