『イン・ハー・シューズ in her shoes』 07/01/26
いい映画だったなあ。
三つお話があるのです。
1 成績は優秀なのだけれど、
生き方に不器用なキャリアウーマンが
素敵な恋人を見いだし、紆余曲折を経ながら、なんとか結ばれるまでの話。
2 障害のせいで読み書き計算ができないことにコンプレックスを持っているけれど、
生来明朗で、頭の回転はいい女性(smart girl)が、
紆余曲折を経ながら、なんとか自分に自信を持てるようになるまでのお話。
3 母親が自殺したという過去を持つ、ひとつの家族のお話。
それぞれ一本ずつの映画になってもおかしくないこの三つのお話を、
うま~くひとつにまとめあげているのが、
しゃれていてテンポのよい会話と、
ぴりっと効いた脇役たちの存在。
(姉の親友や婚約者、老人たちね)
横糸が、三本の縦糸をじょうずにすくいながらからめて、
みごとに一本に編み上げてる。
キャメロン・ディアスって、こんなにいい女優さんだったんだなあ。
あそうか、『L.A.コンフィデンシャル』の監督さんなのね。
道理で二時間あっというまです。
それでいながら繊細な映画です。
ぜんぜん期待していなかっただけに、これはめっけものでした。
よく思うのだ。姉妹っていいなあ。ほしかったなあ。
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