ラジオあさいちばん『健康ライフ』 07/10/12
毎朝、『ラジオ深夜便』の最後の三十分をききながら、
朝ご飯をつくりはじめる。
朝5時のニュースのあとの、『ラジオあさいちばん』
『健康ライフ』のコーナーの今週のお題は、「漢方で体質を知って健康長寿」
な~んていうと、
いかにもあたりさわりのないなごやかな老人向けの健康番組みたいだが、
どうしてどうして。
今朝はしっかり目を覚まされた。
日本薬科大学の、丁宗鐵先生のお話だ。
漢方の考え方によると、
我々は、「実証」の体質と「虚証」の体質に分けることができる。
「実証」体質のひとは、仕事もばりばり、勉強もばりばり、いつも元気いっぱいのタイプ。
対して、
パワー不足の「虚証」体質は、やる気がないと見られがちだ。
丁先生によると、ニートと呼ばれる人たちの多くが「虚証」とのこと。
現代社会はどうしても、「実証」タイプを求めがちだ。
しかし、
「実証」タイプは、短期間で成果をあげるが、
どうしてもオーバーペースになり、自分の体や心のサインに気付かず、
短命に終わる人が多いという。
対して「虚証」は、もともと健康に自信がないので、気をつけるから、
意外に大病はしない。
いわゆる、大器晩成型である。
「だから、社会には、どっちも必要。どっちもいたほうがいい」
アジの開きの焼きかげんを見ながら私はうなった。
そうだよな。
大器晩成型の子だって、世の中には必要なのだ。
この『健康ライフ』には、以前、
あの免疫学の安保徹先生も登場。
大学病院のお偉~い先生なのかと思ったら、
優しい東北のなまりが混じった、ゆっくりとした語り口。
「脂肪にかわってんだねぇ」
「なくなるからねぇ」
とってもためになりました。すっかりファンになりました。
さあ、来週の『健康ライフ』には、どんな先生が登場するだろう。
早起きの楽しみのひとつです。
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