『ワールド・トレード・センター』 08/01/13
スターチャンネルで『ワールドトレードセンター』
久しぶりに映画をみて泣く。
出てくるのは、ぜんぜん超人的な力をもった人間ではなく、
本当にふつうの、どこにでもいる夫だったり妻だったり。
突然まきこまれた困難に、
泣いたりもどしたりわめいたりうろたえたり。
もし自分だったら、やはりこんな風になってしまうだろう。
現場に集まった男たちも、ぜんぜん超人的な力を持っていない。
あまりの出来事に、なにかせずにはいたたまれなくなったひとが、
それぞれに行動を起こしている。
声高によびかけて皆を動かすのではなく、
自分のできることを、自分の信念に基づいて、自分なりに精一杯する。
ひとりひとりが、もくもくと力を振り絞る。
すると、
そのちょっとずつの力が集まって、ひとつの大きな力となる。
昔住んでいたときに感じた。
こんなふうに、ひとりで行動を起こせるひとが多い国なんだアメリカは。
(いいかげんでおっちょこちょいなひとも同じくらい多いが)
だから、一応ニコラスケイジが主役なんだけど、群像劇に近いような印象。
(ニコラスケイジは後半顔しかでてこない生き埋め状態だし)
ちょっと私の好きなerっぽい展開。
でももちろん、映像にはすさまじい迫力がある。
閉所恐怖症ぎみの私にはきつかった~。映画館でちゃんとみたいような、みたくないような。