高校球児の母でした 09/08/19
この夏、とても貴重な経験を二つした。
その1。
「これは悪い夢だ」と、
まじめに、自分のほおをつねろうとしたんです。
目がさめたら、
まだ7月13日の朝4時半あたりで、
これから気合い入れて、
カツ入りのお弁当を作る…そこらへんまで時間を戻りたかった。
まじで。
でも本当にほっぺをつねったりはせず、
そして、たいへんなことに気づいた。
私って、今日までけっこうな期間を生きてきて、
それなりに辛い思いもしてきたはずだったのに、
こんなふうに、「夢ならさめてほしい!」と
心から、切実に思うようなできことに、
まだ一度も遭遇したことがなかった。
「ああ、なんたる穏やかな人生!」
…
…
…
悪夢にも似た、まさかまさかの一回戦負けでした。
9回裏2アウトになるまで、
逆転できると、余裕で信じてました。
だって息子のチームは、春の県大会で、
もう少しで神奈川県のベスト16になりかけたんだよ。
相手の高校も、まさか勝てるとは思わなかったんでしょう。
(あんまり応援にもきてなかったけどさ)
狂喜乱舞とは、まさにあのこと。
反対側のスタンドから、ただぼうぜんとみてました。
なにも考えられない。動く気になれない。
まさに「抜け殻」状態。
(ほんとこんな感じ。得難い経験)
エースはベストピッチングだったし、
だれがエラーしたわけでもなく、気を抜いたわけでもない。
ただ、相手のほうがほんのちょっとだけ、
必死だっただけ。
そんなわけで、なおさらつらい一回戦敗退でした。
たかが高校の部活動なんだけどね。
でも、
高校球児はほとんど、小学校から野球チームに入ってる。
(次男も小三で野球をはじめた)
小学校の少年野球も、中学校の野球も、
ある意味、すべては「高三の夏」をめざしているわけで。
(あ~やっぱまだつらい。続きは明日だ)