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だいじょうぶ だいじょうぶ 10/05/07

子どもの国語の宿題に、「音読」というのがある。
教科書でいまやってるところを子どもが読み、
聞いた親が、はんこを押してやるのだ。
三男坊は朝型の子なので、必ず朝にこれをやる。

私、あんまりこの音読という宿題、好きじゃない。
教育的でよくできすぎの物語や、やたら「あおる」詩なんかを
朝から機械的に何度も聞かされるのは、
いくらわが子の声といえども、苦痛。

でも、
五年になった三男坊がいま読んでいる
いとうひろしさんの
「だいじょうぶ だいじょうぶ」はいい。
かなりいい。

主人公の男の子の思いが羅列されて物語がすすむ。
「お向かいのけんちゃんはわけもなくぼくをぶつし」
でいつも笑ってしまう。
そう、人生、理不尽なことが多い。

「なんだか、このまま大きくなれそうもないと思える」
弱気な主人公のそばにいるのは、おじいちゃんだ。
でも、教訓じみた話なんかしない。
おじいちゃんは、ただくりかえすだけ。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」

そのうちだんだん主人公の男の子はわかってくる。

「無理してみんなと仲良くしなくてもいい」

これって、
教科書としては、革命的なことなんじゃないのかな?
そうなんだよ子どもたち。
無理してみんなと仲良くしなくたっていいんだ。
いろんな子がいるんだから、
全員と仲良くしようなんて、考えないほうがいい。
先生や親やよその大人がなんといおうと、
そんな気持ち悪い努力なんか、しなくていい。

最後に男の子は、ちょっとだけ強気に思えるようになる。

「世の中、そんなに悪いことばかりじゃない」

これをわが子の口からきくと、本当にほっとするんです。
ありがとう音読。ありがとういとうひろし。
さあ朝がきた。
今日も一日いい日でありますようにと願いながら、
厚焼き卵をくるりんと巻く母でした。

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